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[あしたさぬき]Webディレクター

僕の仕事はWebディレクターです。
理数系の人はWeb”ディレクタ”って書くと思いますが、、、
僕もそう書きたいのですが、便宜上”Webディレクター”って書きます。
まあ、そんな事はどっちゃでもいいんでしょうけどね。。。
このWebディレクターって言う職種。
一般の人は、どんな仕事をしてるかわからないと思います。
ディレクターって言えば、まあ、最初に思いつくのはテレビ局のディレクターですよね。
ガキの使い」のヘイポーさんとか有名ですよね。
でも、ヘイポーさんがテレビの裏でどんな仕事してるか想像はできないですよね。
■ディレクターとは

制作物の作品としての質に責任を持つ者のこと。その責務を全うするために、企画・立案・制作に関与して業務全般をつかさどる場合もある(この場合は「ディレクター職の者がプランナー職・プロデューサー職も兼任することが多い」と言うこともできる。ディレクター本来の担当範囲は企画・制作に及ぶものではない)。制作物の経済性責任を持つプロデューサーと対をなすポジション。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ということらしいですけど、結局何や?って事ですね。
テレビ局のディレクターもWeb制作会社のディレクターもその他の業種のディレクターも一応この内容には沿ってるんだろうと思うんですけど。。。
なんでしょう。。。僕もこの仕事8年くらいやってるんですが、結局、何をしてるのかわからないんですよね。
なんていうんでしょうか。
Webデザイナープログラマー程、ホームページを作れるわけじゃないし、デザインセンスないし、プログラム言語もわからんし。
でも、営業って言うほど、人と接するのは苦手で、接待も営業トークも皆無に等しいし。。。
しかしですね。
でも、ここにビジネスチャンスがあるみたいなんですよね。
Webデザイナーやプログラマーなどのクリエイターと呼ばれる人種は、営業やクライアントといったビジネス的な考えを持っている人種(まあ、仕事ですから当たり前なんですが。)とは、決して相成れない関係にあるんです。
デザイナーが直接、クライアントとやり取りしてうまく行くことなんてまずないんです。
よっぽどデザイナーがいい人か、クライアントがデザイナーを信用してるか、そんな状況じゃないとうまくいかないんです。
基本的に、デザイナーは自分を芸術家だと思っているので、感性でモノを作ります。
でも、クライアントや営業は、仕事の為にデザインをしてるので、その成果物に理由を求めます。
なぜこのメニューがここにあるのか?なぜこの色なのか?なぜこの写真・イラストを使ったのか?
デザイナーにしたら、「それがいいと思ったから。」と答えるしかないんです。
確かにデザイナーにはデザイナーの理論があるんですが、
その、刑事の勘なみの、直感と経験を言葉で表すほど難しい表現を人間はそんなに簡単にはできませんから。
でも、営業は、理由がないのになぜこれがいいのか?をクライアントには説明できないんですよね。
そりゃお金払ってもらって作ってるのに、何でこれがこのデザインなのかを説明できないのは、いかんですから、当たり前ですよね。
確かに、雰囲気は伝えることは営業でもできます。
それで納得していただけるクライアントは神です。
大きな会社になるほど理論的になります。
そこで、Webディレクターの仕事が重要になってきます。
Webデザイナーの感性を言葉にし、それに後付で理論武装するのがWebディレクターの仕事です。
「最近は、このインタフェースが一般的です。」
「ユーザが最初に見る場所は左上です。そこからZ型に見ていきます。」

↑の説明は全然大した事はない説明ですが、これよりもっと難しいことを説明していかなければいけない。
Webデザイナーやプログラマーの感性やロジックを営業・クライアントに言葉として説明しなければいけない。
これが、Webディレクターのもっとも重要な仕事なんですね。
説明が下手なのであまり理解しにくかったかもしれませんが、まあ、ゆるしてやってください。
Webディレクターとは、クリエイターとクライアントを繋げる接着剤でもあり、クリエイターとクライアントが分かり合える通訳でもあり、仕事をスムーズに仕切る潤滑油である。
ひとつ、勉強になりましたとさ。

Published in 日記